街区の壁の野晒しの、いずれ消えゆくグラフィティのような
都市と光と静物のひどく短い歴史
横山隆平 写真集

1,500円+税 | 210×297mm | 32ページ | モノクロ | 限定30部 | 全ナンバー入り

THE BRIEF 'GRAFFITI-LIKE' HISTORY - THE STORY
OF THE CITY WITH LIGHTS AND STILL OBJECTS,
AS VULNERABLE AS THAT GRAFFITI LEFT OUT IN
THE OPEN.
Photographs by Ryuhei Yokoyama

1,500JPY+ tax | 210×297mm | 32page | Black & White | softcover
Limited 30 copies | Numbered

Published in september 2014

About Book
「街区の壁の野晒しの、いずれ消えゆくグラフィティのような都市と光と静物のひどく短い歴史」。これが横山隆平の写真集のタイトルだ。この冗長なタイトルを聞いて直ぐに思い出すのが、B’zの「愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない」だ。最近の若者ならAKB48の「鈴懸の木の道で「君の微笑みを夢に見る」と言ってしまったら僕たちの関係はどう変わってしまうのか、僕なりに何日か考えた上でのやや気恥ずかしい結論のようなもの」が頭を過ぎるかもしれない。しかし、横山隆平の写真は前者のようにオリエンタルなメロディにのせ、ドラマティックな愛を唄ったようなものでもなく、勿論後者のように素人に毛が生えたようなセミプロ集団が、草食系男子の生ぬるい恋物語を唄ったようなものでもない。この世にフィルムに焼き付けるべきものなんか何もない。深淵に臨むが如し写真群の強烈な闇に、暫くの間沈吟するだろう。

写真家 上野裕二氏からのコメント
「“ただの、静物描写”ではない。 時間軸に当てはめれば、全く動きを止めているものなど存在しえないのだから。 光と影に生かされて、静止を拒むこれらの時動物は、儚くてノスタルジックな歴史を今も紡ぎ続ける。」

 

Artist Statement
“説明をほどこそうとはしない光にひたっている、あふれんばかりの素晴らしい記号たち”
マノエル・デ・オリヴェイラの写真について云われたのではないその言葉は、しかし僕の視線、或いは風景に対する眼差しを導く大切な動機となった。 ここに収められた写真は、その直截の結果といっていいし、またこの数年の間に展開してきた都市の写真郡の核となるものである。


Artist Information
横山隆平 | Ryuhei Yokoyama   || オフィシャルサイト ||
1979年大阪府生まれ。現在、東京都在住。
モノクロフィルムによる都市写真を中心に作品を展開。
2003年写真集「TOKYO,UNTITLED.」出版。2006年Photography Magazine 81LAB.立ち上げに参加、写真集「酔っぱらったピアノ弾きのようなやりかたでシャッターを押せ」出版。青山ブックセンター本店、自由が丘店において同名写真展開催。「路上、その他の映像について」 Library lounge THESE 東京、「29℃ 12分 焦げたフィルムの果てに」81LAB. GALLERY 大阪、「都市と物ども 反復/更改」gallery Main 京都など個展にて作品発表。また、大阪成蹊大学 芸術学部主催によるファナティック・モノクローム| アートに見るモノクローム表現世界の現在 |、京都市美術館 別館 Kyoto Current展 Vol.04、KYOTO GRAPHIE+"galleryMain + GALLERY 9 kyoto" archives展など、グループ展、企画展に出品を多数行っている。

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