CALLE ESPERANZA / CITYRAT edition
水渡嘉昭 写真集

1,200円+税 | A4(A1を八つ折 両面印刷)+カバー表紙付き
16カット掲載 | カラー | 限定50部

CALLE ESPERANZA / CITYRAT edition
Photographs by Yoshiaki Suito

1200JPY+tax | 594×840mm | 16 images | color | softcover
Limited 50 copies

Published in November 2015

About Book
2006年より開始したラテンアメリカの人々を写真に収めるプロジェクト。2015年コニカミノルタフォトプレミオに入選しギャラリー展示されたキューバの首都ハバナのセントロハバナ地区で撮影したカラフルな玄関先をA1サイズにまとめたポスター作品。雑誌や関西圏のギャラリーで発表数々の受賞歴を持つ若手写真家 水渡嘉昭の第1作品集。

 

Artist Statement
なにもせずに涼しい顔を保っていられる人々に魅力を感じています。
キューバの首都ハバナのセントロハバナ地区。年季の入った住処の玄関先に、夕暮れになると人々が出てきては時を過ごす。暑さが和らいだ後の涼しい風を浴びるためか、昼寝(シエスタ)後の眠気を晩飯前に覚ます為かは知りません。彼等はとにかくその場に存在し、ただ時を過ごしています。

そんな事を日本の日常で真似てみようものなら、何もしていないという罪悪感、
何もできていないという劣等感を私は抱いてしまいます。無意識の内に他者と自分を比較し、焦りを感じ、涼しい顔なんて全くできやしない弱い自分。そんな自分自身を想像すると、この人達のような強靭な精神力が欲しいと彼等に見入ってしまいました。

キューバの公用語スペイン語で、「待つ」を意味する「Esperar」は、同時に「希望する」という意味でもあります。それを知った時、一見、何もせずにいる人々が、「何かを待っている」=「何かを期待している」=「何かを希望している」のではないか?私には彼等がそうも映りました。

時間に追われ、何かせねばと自らを追い立てがちな日本の私たち。待てない私たちは、「希望する事」を忘れているのではないだろうか?ハバナのこの人々を目の前にし、私はそう感じたのです。

 

Artist Information
水渡嘉昭 | Yoshiaki Suito   || オフィシャルサイト ||

1978年 大阪府出身。
米国ニューヨーク市立大学ラガーディア校写真学科卒業

個展
2010年 ‘SAM’  galleryMain  京都
2015年 ‘ Calle Esperanza’  コニカミノルタプラザ 東京

グループ展
2011年 ‘Ricky’ アセンス大阪
2011年 ‘SAM’  Mio写真奨励賞 大阪
受賞歴
2010年 Mio写真奨励賞 
2015年 コニカミノルタフォトプレミオ

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