KEIHANSHIN FRONTIER ZAPPING
カワトウ 写真集

2,000円+税 | 210×297mm | 30ページ | カラー | 限定50部

KEIHANSHIN FRONTIER ZAPPING
Photographs by KAWATOU

2,000JPY+ tax | 210×297mm | 30page | color | softcover
Limited 50 copies

Published in september 2014

About Book
”何も無いということは、未来しかない”
都市における空き地とは、”建っていた何か”の消失であり、また”これから建つ何か”の予感であり、「過去と未来の狭間のほんの刹那」「社会的/建築的には役割も成さない跡」である。それは何もない空間であると同時に、何かがあろうとしている空間。カワトウにとって、「”意味を持たない存在”という存在である空き地」、と「一介の若手写真家である自分自身」がシンクロしているのかもしれない。
何もない空間を空間として捉えたその写真群は、執拗なまでに集積され、新たに意味を持ちはじめる。写真でしか出来ないオリジナリティをはらみながら。大阪を拠点にフリーのフォトタブロイド誌「Noiz」を発行するなど精力的に作品発表を行う若手写真家 カワトウの初写真集。

写真家 楢橋朝子氏からのコメント
「建物に見つめられて立ち往生、と思いきや建物が主役ではないことはすぐに分かる。その手前の空間、空き地。何もないと言ってしまいそうだが、草ぼうぼうだったりゴミが捨ててあったり、隣との敷地が不分明で越境していたり、よくある光景だがよく分からない理由や諦念が垣間見える隙間。整然と並べられながら距離感は微妙に異なり、一瞬粗暴な気配が過るもむしろ知的な顔さえ見せる写真は、足並みの揃わない小波のような不協和音に満ちていてしばし離れがたい。」

 

Artist Statement
ジョン・マクレーンにベレッタM92で淡々と射殺されていく名も無きテロリスト達。誰の記憶にも残らずこの世を去っていく彼らの人生もまた、世界一ついていない男ジョン・マクレーンと同じように、壮大で波乱に満ちたものだっただろう。


Artist Information
カワトウ | KAWATOU
1983年宮崎県生まれ。全くの無名。2010年大阪産業大学大学院卒業。2012年写真表現大学本科修了。
現在、モヒカンプロフリーターとしてアルバイトを3つ掛け持ちしながら大阪を拠点に作家として活動。また、若手作家3人でフリーのフォトタブロイド誌「Noiz」を発行している。主な個展に「REFLECTION」(Gallery10:06)、「KEIHANSHIN FRONTIER ZAPPING」(PortGalleryT)など。

| 特定商取引に基づく表記 | 個人情報保護に関する表記 | ショッピングガイド |
Copyright (c) 2014. CITYRAT press. All Rights Reserved.